プレーリードックはコロコロとしたウサギのようなうんちを排泄します。
トイレ掃除を面倒に思う日もありますが、プレーリードッグを病気から守るためには、毎日清潔にしておくのが大切ですよね!
でも、毎日の便や尿は身体の調子を表す大事なサインです。お掃除のときにしっかりチェックして、しゃべれないプレーリードッグの不調にいち早く気付いてあげられるようにしましょう!
今日は、プレーリードッグの排泄物のトラブル対処法をまとめてみました。
プレーリードッグの便秘
プレーリードッグのうんちの量が少なかったり、小さめのサイズだったり、トイレでじっとうずくまっていることがあれば要注意。
プレーリードッグの便秘の原因
- ストレス
- 腸閉塞
- 脱水
- 口内の不調による食欲不振
- 食物繊維の不足
などの理由があります。そのほか、膀胱疾患や感染症が原因になっている場合もあります。
まわりのものをかじる習性があるプレーリードッグは、段ボールや異質なものを食べて腸がつまってしまう病気になる子が多いようです。腸がつまっても、まったくうんちが出なくなる場合と、腸の出口付近に残っていたうんちがしばらく出ていて腸が詰まっているようにみえない場合と、素人には判断がつきにくい状態です。
プレーリードッグの便秘の対処法
腸閉塞の場合、1日病院に行くのが遅れてしまうだけで命に関わる可能性もありますので、早めに病院に行きましょう。
普段から便秘気味な子には、腹部のマッサージをしてあげるのも良いです。人間と同じように、下腹あたりをゆっくりとさすってあげます。痛がったり嫌がったりする時は、噛まれる危険もあるのでやめておきましょう。
食物繊維がたりず、十分な量のうんちがでないときは、チモシーを多めにあげるようにしましょう。脱水の場合は、スポイトで水(小児用の電解質の水分がより良いです)を飲ませたり、動物病院で注射(皮下輸液)をしてもらうのが有効です。
うちでは、脱水や食物繊維不足を予防するために、生の葉物野菜をごはんの一部としてあげるようにしています。
プレーリードッグの下痢・軟便・血便
水っぽいうんちをしていたり、お尻のまわりがうんちで汚れている(軟便)の時は、注意深く対処しましょう。
プレーリードッグの下痢・軟便・血便の原因
- ストレス
- 細菌による感染症
- 寄生虫
- 食あたり
などがあります。
特に、引っ越しなどで環境が変わったり、同居のペットがきたり、ケージの掃除をさぼっていたり、かまってくれなかったり、気温が大きく変化したときにおなかの調子を崩すプレーリードッグは多いです。
細菌の場合、口から新しく細菌がはいってしまう場合もありますが、ストレスなどで腸内の細菌バランスが崩れるということもあります。
プレーリードッグに多い寄生虫には、コクシジウムという虫です。急いで駆除する必要があります。
また、長く買い置きしてカビた餌を食べたり、うっかり床に落ちていた人間の食べ物をかじったり、痛んだ食べ物を食べることで食あたりになることも多いです。
プレーリードッグの下痢・軟便・血便の対処法
食欲がある場合、新鮮なチモシーをたっぷり食べさせて、腸内環境を整えるようにしましょう。
また、細菌や寄生虫が原因で下痢をしている場合、まわりのプレーリードッグに感染しやすくなりますので、ほかのプレーリードッグやペットとは隔離するようにしましょう。合わせて、ケージ内の掃除+殺菌を行っておきます。
いずれの原因にしても、下痢をしている状態が続くと脱水症状で命に関わる場合もあります。寄生虫や細菌によるものの場合には、薬による駆除が必要な場合もあります。一時で終わらない下痢の場合は、病院に連れて行きましょう。
プレーリードッグの血尿
意外にも多いのが血尿。特に女の子のプレーリードッグの場合、血尿の症状が出たら注意しましょう。
プレーリードッグの血尿の原因
- 結石(膀胱結石、腎盂結石、尿路結石、尿管結石など)
- 子宮の病気(内膜炎、内膜過形成など)
膀胱など尿を生成・運んでくるところに異常がある場合と、子宮に異常があって出血しているために血尿になってしまう場合と、様々なケースがあります。
プレーリードッグの血尿の対処法
いずれにしても、必ず専門医の診察と治療が必要です。結石は、一度石をとっても再発することもあります。
子宮に異常がある場合、卵巣や子宮を全摘出する手術が一般的です。全身麻酔でプレーリードッグにとっても負担の大きい手術になります。
特に高齢のプレーリードッグに多い病気です。