リスみたいな見た目のプレーリードッグ。草原にいるイメージが強いプレーリードッグですが、一体なにを食べるのでしょうか?
今日は、プレーリードッグのえさ・食べ物についてまとめてみました。
奥にうつっているのがえさ箱です。
プレーリードッグの餌の種類
ペレット(メインのごはん)
チモシー(牧草)などを粉末にして固めたのがペレット。
保存がきくし、バランスよくいろいろな栄養素をとることができます。猫でいうとカリカリのようなものです。
通常タイプのものだとカロリーが高すぎるので、広いスペースで放し飼いではなくケージ飼いの場合、低カロリータイプを選ぶようにしましょう。
おすすめのペレット
うちで使っていたのはSANKOの「プレーリードッグ・メンテナンスプラス」。カロリーを考えて、高繊維質で低カロリーのペレットなので、安心です。
乾燥しているので長持ちはしますが、あまり置いておくとカビなど傷みの原因にもなります。買い置きする場合は、開封したものから速やかに食べきるようにしましょう。
チモシー(乾燥牧草)
草原で暮らしていたプレーリードッグに欠かせないのが、チモシー(牧草)です。ペレットだけだと高カロリーになりがちな食事に、繊維質とビタミンをプラスしてくれます。また、硬いチモシーをかじることで歯がのびすぎるのを防いでくれます。
一番刈り、最高級などいろいろなグレードがありますが、わたしたちは味がわかりません・・・。カビたりしないように、あまり大量に買い置きせず、新鮮なチモシーを用意するようにします。
ちなみに、うちのプレーリードッグは、品質の違いはよくわからないようですが、「新刈り」と書いてあるものはよく食べます。新鮮でおいしいのかな?
プレーリードッグ専用でなくても、ウサギ用のチモシーも内容は一緒ですので大丈夫です。
おすすめのチモシー
ちょっと高級ですが、余裕があればこちらのチモシーがおすすめ。新刈りのほうが、ビタミンが豊富にふくまれていて柔らかいです。
同じようなランクだと、こちらもおすすめです。
もうすこしベーシックなものを選ぶなら、こちらのチモシーが良いでしょう。
私が飼っているプレーリードッグは、チモシーは食べるというよりちょっとかじって寝床にしく・・・という使い方をすることが多かったので、新刈りのチモシー2割、このチモシー8割で使っていました。
生野菜・果物
ビタミンや水分、食物繊維をとるのに有効なのが生野菜や果物です。キャベツやほうれん草などの葉物、さつまいもや人参などの根菜、りんごやバナナなどの果物などが好きなようです。
生物は多くあげすぎるとおなかがゆるくなったり、食べ物についている細菌で食あたりの原因になったりするので、1日一回、ひとつまみ・ひとかけくらいが良いでしょう。
果物にはたくさんの「糖分」が含まれているので、果物をあげるときはあげすぎに注意しましょう。
おやつ
ペットショップに行くと、いろいろなおやつが売っています。蜜でかためたチモシーやドライフルーツ、ナッツなどがあります。
「プレーリードッグは甘いものが好きだから!」とチモシーキューブやフルーツ・おいもを勧められたのですが、それらはあまり食いつきは良くありませんでした(生のバジルや葉物野菜のほうが好き)。
おすすめのおやつ
一番好きだったのは「ナッツ」です。中でもひまわりの種が大好きで、器用に手と歯で割って食べていました。しかし、ナッツは高カロリーなので1日大さじ1杯程度にしましょう。
ビタミン剤
乾燥したペレットやチモシーだけだと「ビタミン」不足になってしまうので、毎日の飲み水に1〜2滴ビタミン剤を垂らします。
人間のビタミン剤と違って、プレーリードッグにとってビタミン剤は必須!家で飼う場合は、絶対にあげるようにしましょう。
しかし、あげ方にも注意が必要です。ビタミン剤だと簡単に大量のビタミンをとれてしまうので、気をつけましょう。脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)はあげすぎると体に蓄積されてしまい良くないのです。
おすすめのビタミン剤
不足しがちなビタミンB1を中心に配合されたリキッド。黄色いのはビタミンの色です。飲み水に1〜2滴まぜてあげています。

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プレーリードッグの餌のやり方
うちでは、下記のような量・タイミングでえさをあげています。青年期のオグロプレーリードッグ(オス)の量なので、子どもやシニアの場合は加減してください。
朝ごはん
新しいチモシーを1つかみ入れて、古いチモシーを捨てておく。ペレットを片手にかるく1杯いれておく。
夕ごはん
ナッツミックスを片手にかるく1杯いれる。葉物野菜を手のひら弱くらいのサイズ、果物を親指大1〜2個いれる。
プレーリードッグの餌選びで気をつけること
プレーリードッグの餌選びでは、「病気にさせない」ことが重要です。野生の中で暮らしているプレーリードッグと違って、飼っているプレーリーたちは特定の病気になりやすいものです。
栄養状態を整えて、病気になるのを未然に防ぐようにしましょう。プレーリードッグに多い病気は、「肥満」と「ビタミン不足」です。
プレーリードッグの肥満を防ぐには
ペレットやナッツなど、高カロリーのもののあげすぎに注意しましょう。反対に、チモシーや葉物野菜などの低カロリー、高繊維質なものをあげるようにしましょう。
おやつのあげすぎにも注意しましょう。
プレーリードッグの歯周病を防ぐには
チモシーや根菜など、しっかり噛めるものをあげましょう。ペレットも固めのものを選ぶのが良いです。
また、餌だけでなくて、嚙り木やチモシーハウスなど噛めるものを入れておくのも良いです。
プレーリードッグのビタミン不足を防ぐには
乾燥フードだけでなく、生野菜や果物をあげると良いです。あげすぎはカロリー・糖分オーバーになってしまうので、残りはビタミン剤で調節するようにしましょう。
▼うちで使っているビタミン剤を再度ご紹介しておきます。

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プレーリードッグは犬や猫より体が小さいので、ちょっとした食生活の変化が病気につながったりします。
食べる量が少ないので、ちょっと高級なフード・おやつを選んでもそんなに余計なお金はかかりません。迷ったら良い方を選んであげると良いかと思います。
※病気になってしまったときの病院代のほうが高くつきます・・・!